市松模様を作るツール

3Dのモデリング中のUVのゆがみチェックなんかで使われる市松模様…それを作るツールをPowerShellで作っています。

ココからDLできます。


事前準備

使用する前に準備が必要です。

コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者権限で実行してください。

Windows7ではスタートメニュー → アクセサリ → コマンドプロンプト を右クリックで管理者で実行してください。

Windows8ではスタートボタンを右クリックして コマンドプロンプト(管理者) を実行してください。

コマンドプロンプトで以下のように入力します。

PowerShell
Set-ExecutionPolicy Unrestricted

SetPowerShell

PowerShellではセキュリティの為、最初は実行できなくなっていますが、このコマンドを入力する事で実行できるようになります。

※もちろん悪意のあるPowerShellも実行できるようになります。それが信頼できるのかちゃんと確認しましょう。。。

使い方

make.ps1を右クリックしてPowerShellで実行を選択します。

ExecPowerShell

おそらく実行してもいいかの確認が出ますか、はいで大丈夫です。

実行するとこんなダイアログが出ます。

CheckMaker

セルサイズ

チェックのセルの大きさです。

画像サイズ

画像の縦、横の大きさを指定します。

正方形しか作れません。

チェックの背景色を指定します。

文字色

上に出す文字の色を指定します。

生成

画像を生成します。

make.ps1のあるところにresult.pngというファイルが出来上がります。

カスタマイズ

これはPowerShellとWPFで構成されているため、テキストエディタがあればだれでも編集できます。

※PowerShellの方はPowerShell ISEというMicrosoft謹製のPowerShell編集ツールも入ってます。右クリックで編集押したらこれが起動します。

もちろんただのテキストファイルなので、普通のテキストエディタでも大丈夫です。

layout.xaml

resフォルダの下にあります。

このxmlファイルでダイアログの見た目を設定しています。

WPFの解説をすると長くなりますので割愛…

 

make.ps1

PowerShellです。

PowerShellを少し勉強すればいろいろカスタマイズできると思います。

表示する文字を変える
#   ・セルに表示される文字
#     表示される文字は以下の行の''間から1文字ずつ順番に利用します。
#       - 横方向の文字の指定
$script:textBaseX = '0123456789abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'
#       - 縦方向の文字の指定
$script:textBaseY = '0123456789abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'

市松模様の上に表示する文字を変える際は49行目、51行目の”の中を変更してください。

49行目の”の中が横方向の表示する文字です。上記なら左から1セル目が0、2セル目が1…11セル目がaという感じです。

51行目の”の中が縦方向です。同様に上から1セル目が0、2セル目が1…11セル目がaという感じです。

文字の大きさを変える
# フォントの指定
$fontSize = $cell / 2
$fontSetting = new-object System.Drawing.Font ([System.Drawing.FontFamily]::GenericMonospace, $fontSize )
$fontHalfHeight = $fontSetting.GetHeight() / 2

143行目の$fontSize=の右側を変更してください。

単位はポイントな為DPI等の環境によって大きさが変わります

ひとまず、セルの大きさの半分ポイントのサイズに指定をしています。

文字が大きすぎてはみ出る場合は「$cell / 3」や「$cell /4」にするなど数値を小さくしてください。

逆に小さすぎて見づらい場合は「$cell」や「$cell * 2」にするなど数値を大きくなるようにしてください。

「$cell / 2.5」みたいな小数も可です。

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